【ほどよい量をつくる】最大化だけを目指さない企業のストーリーから読み解く!働き方を考え直す1冊

仕事術
おはる
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たくさん働いて、たくさん作る。それが正解なの?

【ほどよい量をつくる】今の働き方に疑問を感じているあなたに

つくりすぎない、働きすぎない。それでも成功している企業があります。

たくさん作って、たくさん売って、売り上げを最大化する。
その働き方が”普通”だと、”必要”だと思っていますか?

つくりすぎない。働きすぎない。そんなビジネスをしている19企業を紹介しているのが本書です。

著者:甲斐かおり

フリーライター。地域をフィールドにした仕事(食、農業、ものづくりなど)に関する記事、移住、空き家などの地域活性に関するルポ、コラムなどを書いています。

https://kaikaori.com/

つくり手、お客さん、商品のつながりから見直す【ほどよい量】

「ほどよい量をつくる」ビジネスでは、つくり手、お客さん、商品、それぞれのつながりを見直して上げる必要があります。

  1. つくる量と価格を決める(つくり手と商品)
  2. お客さんとつながり直す(つくり手とお客さん)
  3. 届け方を変える(お客さんと商品)

それぞれの新しいつながり方を考えることで、具体的な事例から今後の働き方、目指すべき姿のヒントを見つけることができるかもしれません。

1.つくる量と価格を決める

「ほどよい量をつくる」うえで、最もわかりやすいのが、つくる量をコントロールすることです。

量を減らして、その分質と価格を上げる。

量を減らして、売り上げだけを追い求めない。

量を減らして、仕事を維持していく。

大量消費はもう終わっているはずの時代だと本書では明記しています。そこに引きずられることなく、大胆な量のコントロールが新しい価値を生み出している例があります。

つくる量を減らす

佰食屋:100食売りきったら営業終了をする飲食店

シタテル株式会社:適正量の服をつくりたい人とつくり手をマッチング

ほどよい量を探る

パンと日用品の店 わざわざ:ちょうどよい量を探し続けるお店

宝島染工:市場で通用する量を染めるための技術を磨く

うなぎの寝床:新しいタイプの地域問屋

価格を適正に上げる

筒井時正玩具花火製作所:高級線香花火をブランド化する

シーラカンス食堂:価格あげて、技術を伝える

2.お客さんとつながり直す

大量生産するのは、お客さんに求められる量がわかっていないから?

不特定多数のお客さんとつながる従来の関係をやめ、少ないお客さんとつながり直す。そうすることでほどよい量が見えてきます。

この新しいつながり方は、商品に不可価値をつける。なにを売るか、だけじゃなく、だれがつくるか、だれが売るか、どうやってつくるか。それがお客さんとつながり直すことで生まれ来る価値になります。

プロセスを見せる

RENEW:産地の生産現場をまるごと公開する

人と農・自然をつなぐ会:風景も愛飲される理由の一つになる

Everlane:コストの内訳や工場の情報をすべて公表する

つくる人が売る

Factelier:工場が価格や生産量を決める

コミュニティ経済圏を築く

kiredo:農家らしくない農家

Minimal-Bean to Bar Chocolate (ミニマル):結果としてのフェアトレードを実現する

3.届け方を変える

商品とお客さんがどう出会うか?届け方を変えると、新しいつながりがはじまります。

いままで同じところに、同じ商品を、同じようにお届けすると、たくさん作ってたくさん売る流れから逃れられなくなってしまいます。

手元に届く方法を、物流を変える。売る場所を変える。いままでとは違う相手に届くように。

そうすることで、いままでは気づけなかった新しい価値が生まれていきます。

物流をデザインする

やさいバス:つくり手と買い手による共同配送システム

売り場を変える

オーガニックベース:八百屋ではなく飲食店で野菜を売る

ろくろ舎:受注会でつくり手が販売する

BOOK ROAD:無人本屋からスタートする

違う相手に届ける

マルヒロ:おしゃれなセレクトショップに並ぶ宇佐美焼

福永紙工:作品づくりに近い製品づくりを

自分らしい働き方を目指したい

ほどよい量をつくる。それは、つくる人・売る人・買う人が接する小さい単位での仕事の方が楽しくて、人生を豊かにしてくれる可能性があることを示しているのではないかと思っています。

大企業が大量生産する社会のアンチテーゼとして、小さい企業や個人がほどよい量をつくる。

自分もそんな働き方を目指したい、そう考えさせられる1冊です。

自分でも小さくビジネスを始めてみたい方におすすめの本☟

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